「いまできること」，「明日以降すべきこと」などに分けてきわめて実践的に診療のコツを伝授。陥入爪ひとつでも即座に痛みが取れれば患者さんにとても喜ばれます。

「うつる皮膚病」という切り口で，あらゆる皮膚感染症診療のノウハウを横断的にまとめた。
患者からの「うつりますか」という問いに明快に答え，的確な治療を提供することで患者の不安を払拭する一助となれば。

皮膚疾患の病態ではなく，「顔面に見られる」という切り口でまとめてみた。顔面に出るのが特徴的である皮膚疾患と，思いがけなく顔面に出た皮膚疾患とを峻別し，多彩な一次情報を整理しながら最終診断に到達することが，皮膚科医の眼による究極の画像診断である。

スキンケアを「強力な効能効果をもたない物質・機器・手技などにより，皮膚を機能的・整容的に望ましい状態に保つための日常的な処置」と定義し，皮膚科医があまねく承知すべき科学的スキンケアの到達点を明らかにする。

フットケア診療のための基礎的な知識、診療のポイントについて診療現場の最前線におられる医師・コメディカルから足医学専門医にいたるまで幅広く同志を糾合して編纂した。

実地診療の視点から重要な疑問を起こし、それらに対してわが国最高の英知を結集してコンパクトに回答する形を踏襲した。治療では、これまでは漠然と特発性の蕁麻疹についてしか記述されることがなかったが、これ以外の蕁麻疹についても詳しく記述することでモノグラフとしての完成度を追求した。

今までの皮膚科の教科書は，その患者数に比べ真菌症の占める割合は少なく，真菌学的な事柄にもスペースがとられるため，実地臨床上，役立つ記載が少なかった。そこで今回は，直接鏡検の仕方，検体の取り方などの実施診療に役立つ情報も記載することにした。

かゆみは痛みと同様にQOLを阻害する重要な自覚症状である。皮膚科学の永遠の命題ともいえる｢かゆみの制御｣をめぐる最新情報を“かゆいところに手が届くように”集約した。

トレンディーなcommon　skin　deseases　に注目した｢最前線シリーズ｣完成！にきびの基礎から最前線までの情報を、ビジュアルを多用し、実用的かつ簡潔にまとめた1冊。