著しく進歩している糖尿病学の中でも，特にインスリン分泌，糖代謝などの糖尿病発症に関する研究は脚光を浴びてきた。本誌では，beyond 血糖の観点から，血管を知ること，合併症の遺伝子マーカーを探ることなどをテーマに合併症を考える。


休刊のご案内

謹啓
時下，益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素は小社発行図書のご愛読を賜り，厚くお礼申し上げます。

さて，弊誌『COMPLICATION』は1996年の創刊以来，10年間にわたり読者の皆様方に親しんで頂いて参りましたが，本号のVol．10 No．2（通巻19号）をもちまして休刊させて頂くことになりました。

本誌は，“インスリン”，“血糖”，“インスリンレセプター”など旧来の糖尿病学の視点にVascular Biologyの視点，分子生物学の視点を取り入れて合併症の発生機序を科学的に解明し，その成果を臨床に生かすため，糖尿病領域だけでなく循環器全般の研究者・医師及び基礎系の研究者が自由活発に研究発表できる誌面構成を目指してきました。しかしながら諸般の事情から，小誌の役割は一旦は果たし終えたとの判断に基づき，現時点を一つの区切りとして休刊させて頂く次第です。

以上，甚だ勝手ではございますが，ご理解を賜りまして，従前と変わらぬご高配を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。

敬白
2005年11月
株式会社　メディカルレビュー社