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定価 1,650円(本体1,500円+税) 版 型 A4判 頁 数 72頁 ISBN 978-4-89600-994-1 発売日 2006年6月30日 監修 木田厚瑞
内容紹介
HOT(home oxygen therapy;在宅酸素療法)の健康保険が適用になってから20年余りが過ぎ,その恩恵を受けた患者さんは膨大な数になりました。慢性の,それも重い呼吸器疾患で苦しみながらHOTで在宅でのQOLの高い生活が続けられている患者さんは実に多いのです。本書は患者さんのそうした声と,患者さんと二人三脚を組んで歩んできた主治医の記録です。
本書が,これから酸素療法を受けるかもしれない患者さんの安心や支えとなり,また日夜,厳しい診療の現場で働く医療者の皆さんへの励ましのエールになれば幸いです。
(木田厚瑞「はじめに」より)
目次
はじめに
●在宅酸素療法が私たちにもたらしたもの
○在宅酸素療法における呼吸リハの大切さ
○在宅酸素療法における病診連携
○在宅酸素療法―行政に望むこと
○在宅酸素療法(HOT)における事業者の役割とその課題患者から医師へのシグナル
●病気への理解と自己責任―肺気腫を患ってから思うこと
●いまだ変わらず夢は尽きない
●医療にまつわる人生
●無理しない,くよくよしない
●義父の介護から学んだこと―闘病を支えたもの
●マイナス面だけをみずに前向きに取り組んでほしいこと
●在宅酸素療法と往診に支えられて
●私はHOTワーカー1号です
●“LAMって何?”から1年半
●来年もまた,ハワイへ
●酸素が普及し,低肺運動が変わる