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RSウイルス感染症×パリビズマブ DATA BOOK

RSウイルス感染症×パリビズマブ DATA BOOK
  • 正誤表

定価 2,860円(本体2,600円+税)
版 型 A4判
頁 数 100頁
ISBN 978-4-7792-1222-2
発売日 2014年1月6日
監修 楠田聡

在庫

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  • 内容紹介
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  • 目次

内容紹介

RSウイルス(respiratory syncytial virus)感染症は,わが国では主に冬季に流行するウイルス感染症です。その症状は,成人や年齢の高い小児では単なる風邪症候群の1つですが,早産児をはじめとするハイリスク児では,重症の下気道感染症を起こして入院治療が必要となる頻度が高いことが知られています。さらに,一部の児では酸素投与,人工換気等が必要なため集中治療室(ICU)への入室が必要となり,時として致死的な結果となります。しかし,RSウイルスに対するモノクローナル抗体であるパリビズマブが2002年に,早産児と慢性肺疾患を伴った児を適応としてわが国で発売された結果,これらのハイリスク児の重症RSウイルス感染症は劇的に減少しました。その後,2005年には先天性心疾患児,2013年には免疫不全およびダウン症児に適応が拡大されました。その結果,わが国の周産期および小児医療の環境は大きく変化した状況にあります。そこで,パリビズマブ発売後10年が経過した現状を踏まえて,RSウイルス感染症の基礎および臨床の最新知見,パリビズマブの効果およびその投与方法を詳細にまとめた本書を作成することとしました。したがって,本書の内容は,RSウイルス感染症研究およびその対策のup-to-date版となります。そのため,パリビズマブ発売以前の苦い経験をされた方々には,RSウイルス感染症との戦いの歴史を知って頂きたいところです。さらに,ハイリスク児に接する機会の多い看護師や保健師の方々にも,RSウイルス感染症を知り,そしてその対策の重要性を知って頂くことができると思います。是非,全体を通して読んで下さい。

(楠田 聡「序文」より)

※付録1のPDFデータはこちらのページからダウンロードできます。

関連書籍

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目次

目で見るRSウイルスとパリビズマブ
 RSウイルス ―感染のメカニズムと反復性喘鳴の発症―/細矢光亮・橋本浩一
 RSウイルス感染症による下気道炎のメカニズム/戸苅 創・堤 裕幸

Ⅰ RSウイルス感染症を知る
1.RSウイルスの感染経路/橋本浩一・細矢光亮
2.RSウイルス感染症の病態・診断/堤 裕幸・要藤裕孝
3.RSウイルス感染症の疫学/武内可尚
4.RSウイルス感染症の予防と治療/岡田賢司

Ⅱ パリビズマブを知る
1.パリビズマブの基本データ/青木知信
2.パリビズマブ投与の対象
 1 産科/茨  聡
 2 早産児・気管支肺異形成症治療歴/高橋尚人
 3 先天性心疾患児/山岸敬幸
 4 重症免疫不全症/森 雅亮
3.パリビズマブ投与の意義
 1 産科の立場から/池ノ上克・明野慶子
 2 新生児科の立場から/木下眞里・池田一成
 3 小児科(反復性喘鳴の防止)の立場から/吉原重美
 4 小児循環器科の立場から
 5 感染症専門医の立場から
4.パリビズマブ投与の実際/渡部晋一・藤井香里
 倉敷中央病院総合周産期母子医療センター
 Q&A 親御さんから寄せられる質問
5.文献紹介・解説
 1 早産児・気管支肺異形成症治療歴関連分野/盆野元紀
 2 先天性心疾患,循環器関連Topics/佐地 勉
 3 RSウイルスのG蛋白の機能と分子疫学に関する最近の知見/木村博一・吉田綾子・塚越博之・石井晴之・野田雅博
6.パリビズマブ承認からこれまでを振り返って
 1 早産児(本邦承認:2002年1月)/仁志田博司
 2 先天性心疾患児(本邦承認:2005年10月)/中澤 誠

付録1 パリビズマブ投与ガイド
付録2 各領域のパリビズマブ関連ガイドライン

※付録1のPDFデータはこちらのページからダウンロードできます。

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