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肝疾患運動療法ハンドブック

肝疾患運動療法ハンドブック

定価 1,430円(本体1,300円+税)
版 型 B6判変型
頁 数 120頁
ISBN 978-4-7792-1086-0
発売日 2013年4月5日
監修 森脇久隆

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  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

肝疾患患者の生活指導では,旧来,安静と栄養が原則とされてきました。安静は肝血流量を増やすので,肝臓の損傷を修復する過程を支持するうえで当然の指導です。また,肝臓は各種栄養素代謝の中心臓器であるため,原因を問わず肝疾患では栄養障害を伴います。たとえばたんぱく質・エネルギー低栄養状態が高頻度に合併する肝硬変患者さんに栄養サポートが推奨されるのも,病態に即した理論どおりです。
しかし,近年の肝疾患はその病像がかなり変わってきました。その1つは生活習慣病に伴う非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)の増加です。また肝硬変患者さんといえども肥満を呈する方が増えてきました。肝硬変のたんぱく質低栄養はほぼ不変であるため,いわゆるサルコペニア肥満を呈することになります。このような患者さんの日常生活指導は従来の範疇に収まるものではなく,簡単にいえば,肥満の栄養指導と安全な範囲での運動処方が推奨されるべきでしょう。
本書は,病像を変えつつある肝疾患患者さんの,特に運動療法に焦点を当て,現在最先端で臨床・研究に携わる先生方が共同執筆されたものです。肝疾患治療に新しい時代を切り開く書籍として,専門医療からプライマリケアまで幅広い領域の医師・コメディカルの方々にお読みいただければ幸いです。
(森脇久隆「はじめに」)

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目次

第1章 肝疾患における運動療法の意義―インスリン抵抗性に着目して―
第2章 肝疾患に対する運動処方および運動療法の実際
第3章 NAFLD/NASH患者に対する運動療法の重要性
第4章 肝癌手術患者に対する運動療法の効果
第5章 肝疾患患者に対する運動療法を考慮した栄養指導
第6章 運動エネルギー源としてのBCAAと肝疾患における役割

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