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シリーズ 皮膚科診療最前線シリーズ 定価 3,740円(本体3,400円+税) 版 型 B5版変型 頁 数 286頁 ISBN 978-4-7792-0579-8 発売日 2011年2月20日 編集 宮地良樹
内容紹介
皮膚科は「慢性に経過しおとなしい内科的疾患ばかり」の診療科と錯覚されやすいが,実は外来診察では日常的に緊急処置を要する疾患に遭遇することが以外に多い診療科なのである。入院を要する患者を考えてみても,予定入院はむしろ少なく.蜂窩織炎や重症薬疹のように即日入院となるケースが少なくない。全身救急疾患と異なり,アナフィラキシーショックなどを除けば生命予後に直接関係することは少ないが,「このままでは帰れない。何とかして」という患者が飛び込んでくることが多い。本書ではそれをあえて「外来皮膚科ER」と命名することにした
目次
Chapter 1 物理化学的皮膚障害
1.化学損傷「化学工場で作業中に薬品で顔面に化学損傷」
2.熱傷「手指熱傷にて来院」
3.日焼け「若い女性が海水浴後に水疱ができるほどの日焼け」
4.電撃傷「電気工事中に高圧電流で電撃傷」
5.凍傷「酩酊状態で受傷して来院」
6.放射線皮膚炎「IVR後,背部に境界明瞭な紅斑と水疱」
7.自己損傷症「自分で硫酸を腕にかけて来院」
8.小児虐待「不自然な外傷とるいそうで来院した小児の挙動がおかしい」
9.外傷「素足を外傷後,異物は残っていないようだがいつまでも痛い」