内容紹介
いつ、どこで、何を研究したらよいかという研究の「流れ」を網羅した一冊です。
なぜ研究が必要なのか、学位とは何か、研究をどのようにキャリアに取り込むのかといった考え方から、基礎医学研究、臨床研究、社会科学的研究と幅広い視点からの研究トレーニングの流れを解説しています。
さらに、海外留学のための資金獲得法や英語学習法など実践的なノウハウも盛り込み、3名の著者(佐藤雅昭先生、草場鉄周先生、富塚太郎先生)による留学実体験の紹介や付録では統計のツボの紹介など、研究留学に向けての心強い内容となっています。
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目次
はじめに
第1章 医学研究って何だ?
1. 研究でもしてみるか?研究をしてみよう
2. 学位って何だ?
3. 研究トレーニングが変えるあなたの医者人生
第2章 なぜ研究する?
1. 何を学ぶ?血となり肉となる研究トレーニング~基礎医学研究~
2. 何を学ぶ?血となり肉となる研究トレーニング~臨床研究~
3. 何を学ぶ?血となり肉となる研究トレーニング~社会科学的研究~
4. 研究のワカル/デキル医師が変える医学と医療
第3章 研究をキャリアに取り込め!
1. 何をどこで研究する?大きな決断の時・・・
2. いつ研究する?そのタイミングと準備
3. 奨学金・グラント獲得大作戦
第4章 さぁ,いざ研究生活!
1. まずここから手をつけよう!研究開始の3要素
2. 仮説を立てよう!
3. ここが重要!予備実験とコントロール
4. 情報収集と情報管理~ラボノート,データ管理,文献検索,文献管理術~
5. ミーティング,抄読会はこう生かせ!~Scientistの思考・発表訓練~
6. 結果が出ない!~それでも明日があるさ~
7. ここが肝心,論文執筆
8. 臨床研究のノウハウ~君の手で医療を変えるのだ!~
9. 社会科学的研究のノウハウ~医療を高い視点から見る!~
第5章 海外‘研究’留学How To
1. 医師・医学生のための英語学習峰How To
2. どう違う?大学院留学とリサーチフェロー
3. めざせ研究留学~その目的と意義~
4. 海外研究留学サバイバル術~アウェーで生き残るために~
第6章 海外大学院の実際
1. トロント大学医学部大学院 Institute of Medical Science
2. ウエスタンオンタリオ大学大学院 課程医療学講座
3. ロンドン大学
第7章 医学生のためのEarly Exposure
付録 知ってトクする統計のツボ
ワンポイントアドバイス
/・英語のDr.の呼称には要注意 /・研究計画は本当に計画なのか /・Methodを図にできないか? /・参考文献 /・計画書の要約,Summary /・実験モデルのPhilosophy /・私の体験談 /・資金の確保,私の場合
ちょっとひとこと
/・学生時代の「研究」の印象 /・なぜ博士はPh.D.(Doctor of Philosophy)なのか /・外科手術と組織リモデリング /・症例研究の大切さ /・医学と科学 /・北米のM.D.-Ph.D.プログラム /・研究していると臨床を忘れる!? /・学術振興会DCの応募四角と採用術 /・動物実験で効果が出ても臨床試験で効果が出ない理由 /・私のセレンデピティ /・英語のプレゼンは訓練次第 /・海外大学院での学位論文 /・そもそも私は研究したかったわけではなかった /・損して得取れ /・入学基準をクリアできなかったら終わり?