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定価 4,180円(本体3,800円+税) 版 型 B5判 頁 数 256頁 ISBN 978-4-7792-0541-5 発売日 2010年4月15日 編集 宮地良樹
内容紹介
本シリーズの第3弾をお届けします。今回もこの2年間の皮膚科学の動向をつぶさに検証し,臨床皮膚科医にとってきわめて重要と思われる“What's New”を厳選して,その領域の第一人者の先生方にわかりやすく簡潔にまとめていただきました。
乾癬の病態研究の変遷を見ていると,偶然による思いがけない発見(セレンディピティ)が介在していることに驚かされます。臨床医の慧眼が医学の進歩を支えている証左でもあります。一方で,アトピー性皮膚炎のフィラグリン研究に接すると,30年前の論文にも魚鱗癬との関係がすでに指摘されてい
目次
WHAT'S NEW in 基礎皮膚科学
1.フィラグリンとアトピー性皮膚炎の接点
2.セマフォリンとかゆみの接点
3.Th17と乾癬の接点
4.DIHSだけではないウイルスの再活性化
5.ケブネル現象とリコール現象
6.制御性B細胞と皮膚疾患
7.制御性T細胞を用いた皮膚疾患治療の展望
8.アトピー性皮膚炎と自然免疫
9.自然免疫とマスト細胞
WHAT'S NEW in 臨床皮膚科学
○ 湿疹・皮膚炎群
/1.アトピー性皮膚炎の自然経過 /2.患者から聞かれる保湿薬の迷信 /3.重症アトピー性皮