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実践にいかすアリピプラゾール症例集2
―スイッチング例編

実践にいかすアリピプラゾール症例集2

定価 4,400円(本体4,000円+税)
版 型 A4判
頁 数 162頁
ISBN 978-4-7792-0390-9
発売日 2009年5月20日
監修 上島国利

在庫

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  • 内容紹介
  • 目次

内容紹介

「他の抗精神病薬からのスイッチング例」66例を集積。他剤からアリピプラゾールへのスイッチング理由,スイッチング方法,症状の変化,随伴症状の出現に合わせた対応など,case by caseで詳細にわたった説明や,長期投与による有用性など報告されている。なかでも,スイッチング方法は,前薬の違い,アリピプラゾール用量の設定推移・期間,また補助薬の使い方や前薬の減量方法などの工夫も説明されており,実践の臨床現場で参考とすべき情報が満載となっている。

巻末にアリピプラゾールへのスイッチングの際の諸要因などの各項目についての詳細な索引を作成した。医学用語のみならず,症例記載に用いられた表現をそのまま項目として採用しており,類似の症例を検索される際のキーワードとして有用であり,お役に立つよう願っている。


(上島国利「序文」より)

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目次

1.幻聴,被害関係妄想だけでなく体感幻覚にもアリピプラゾールの有効性が確認された1症例
2.リスペリドンによる肥満と糖尿病をきたした症例のアリピプラゾールへのスイッチングの試み
3.ブロナンセリンからアリピプラゾールにスイッチングを行った1症例
4.オランザピンからのスイッチングにより,体重減少・代謝異常の軽減・社会活動性の改善が見られた1症例
5.薬剤感受性の高い破瓜型統合失調症に対してアリピプラゾールへのスイッチングを行った1症例
6.アリピプラゾールへのスイッチングにより,症状の改善や副作用の消褪がみられアドヒアランスの向上した1症例
7.14カ月間をかけてアリピプラゾールへのスイッチングを行い,一段上の社会生活機能の改善がみられた1症例
8.アリピプラゾールへのスイッチングにより,日常生活の快活さがよみがえった1症例
9.前治療薬による症状悪化と錐体外路症状出現のため,アリピプラゾールにスイッチングした1症例
10.アリピプラゾールへのスイッチングにより過食が正常化し通常の学生生活を取り戻した1症例
11.アリピプラゾールにより,自立性が向上し本来の姿まで回復したと考えられた1症例
12.アリピプラゾールにスイッチングした結果,安心して服用できるようになり就職活動も可能となった1症例
13.アリピプラゾールへのスイッチング後,明らかに表情が変わった印象深い1症例
14.アリピプラゾールにより,陽性症状が改善されただけではなく有害事象も認めず,疎通性と自立性の改善が得られた1症例
15.錐体外路系副作用や糖代謝異常の問題から,アリピプラゾールへのスイッチングを行い良好な経過をみた1症例
16.アリピプラゾールへのスイッチング後の症状悪化に上手く対応できた1症例
17.アリピプラゾールへスイッチングすることにより鎮静が消失し服薬コンプライアンスが向上した1症例
18.アリピプラゾールへのスイッチングにより陽性・陰性症状の改善とQOLの向上がみられた1症例
19.アリピプラゾールへのスイッチングにより,精神症状の改善のみならず,アカシジア,振戦,月経不順などが消失した1症例
20.アリピプラゾールへのスイッチングが奏効した陰性症状の強い1症例
21.アリピプラゾールへのスイッチングにより社会的予後改善が確認された1症例
22.アリピプラゾール12mg/日の開始用量でスイッチングが成功した1症例(1回目と2回目のアリピプラゾール治療経緯の比較から)
23.アリピプラゾールへのスイッチングにより,過剰な鎮静から開放され社会復帰に至った1症例
24.アリピプラゾールへのスイッチングにより症状の改善と眠気の消失がみられアドヒアランスが向上した1症例
25.前治療薬の無月経からアリピプラゾールへのスイッチングを試みた1症例
26.アリピプラゾールの長期維持投与(約2年3カ月)により,体重の減少や日常生活の活動性の改善がみられた1症例
27.アリピプラゾールへのスイッチングにより陰性症状の改善がみられた1症例
28.アリピプラゾールへの単剤化に成功した1症例
29.他の抗精神病薬による副作用のためアリピプラゾールへスイッチングした1症例
30.リスペリドンからアリピプラゾールへのスイッチングにより早期の症状改善と錐体外路症状の消失がみられた1症例
31.アリピプラゾールへのスイッチングにより,社会復帰を果たすことができた1症例
32.長期間の透析治療施行中アリピプラゾールへのスイッチングによりQOLが改善した1症例
33.オランザピンからアリピプラゾールへのスイッチングを行い,早期より症状が改善し,日常生活機能も改善した1症例
34.体重増加による膝関節痛のためアリピプラゾールへスイッチングを行い,社会生活機能が著しく改善した1症例
35.アリピプラゾールへのスイッチングにより,社会生活機能が改善し,仕事の能率が向上した1症例
36.アリピプラゾールへの慎重なスイッチングにより社会生活機能が改善し,長期入院から脱した1症例
37.アリピプラゾールへのスイッチングにより,社会生活機能の改善と表情の豊かさがみられた1症例
38.時間をかけたアリピプラゾールへのスイッチングにより日常生活活動レベルの向上がみられた1症例
39.リスペリドンからの時間をかけたスイッチングにより症状の改善と副作用の軽減が認められた1症例
40.リスペリドンからアリピプラゾールへの2度目のスイッチングにより社会性の改善が確認された1症例
41.オランザピンからのスイッチングにより,体重増加や陰性症状の改善がみられた1症例
42.アリピプラゾールにスイッチングすることでアドヒアランスが向上し社会復帰が早まった1症例
43.アリピプラゾールへのスイッチングにより病的体験の表出は活発になったが,距離が取れ日常生活に活気が戻った症例
44.アリピプラゾールへのスイッチングにより社会的機能を向上させた1症例
45.アリピプラゾールへのスイッチングにより劇的な社会生活機能の改善がみられた1症例
46.恋愛妄想を有する統合失調症にアリピプラゾールを投与し,明らかな日常生活レベルの改善がみられた1症例
47.アリピプラゾールの30mg/日までの増量により確かな効果と有用性がみられた1症例
48.入退院を繰り返していたが,アリピプラゾールにより,継続投与が可能となり,服薬量を軽減できた1症例
49.定型薬多剤併用からアリピプラゾール単剤へのスイッチングを行った1症例
50.患者の希望により再度アリピプラゾールの治療を開始し,症状が改善した1症例
51.種々の抗精神病薬を試みた後,アリピプラゾールへのスイッチングにより症状が安定した初発統合失調症の1症例
52.アリピプラゾールへスイッチング後,症状再燃をきたしたが,バルプロ酸ナトリウムで対処できた1症例
53.アリピプラゾールの投与により情動が安定し,恋愛から結婚に至った1症例
54.若年発症の破瓜型統合失調症にアリピプラゾールを投与し,就労できるまで回復した1症例
55.アリピプラゾールへのスイッチングにより著明な症状改善と肥満解消がみられた長期入院例
56.オランザピンにより体重増加から服薬不規則となった症例に対するアリピプラゾールの使用経験
57.他剤で治療抵抗性を示していたがアリピプラゾールで著効した1症例
58.アリピプラゾールの投与により積極性も出現し,大学進学が可能となった1症例
59.リスペリドンからのスイッチングにより陰性症状の緩和と社会生活機能・活動性の向上が認められた1症例
60.アリピプラゾールへのスイッチングにより血糖コントロールが良好となった1症例
61.悪性症候群の出現のためアリピプラゾールへのスイッチングを行った1症例
62.アリピプラゾール18mg/日の投与により,早期に症状が改善し復職が可能となった1症例
63.アリピプラゾールへのスイッチングにより,無為自閉,意欲低下が著しく改善した1症例
64.アリピプラゾール投与によって自分らしさを取り戻した1症例(オランザピン投与時と比較して)
65.アリピプラゾールへのスイッチングにより,高プロラクチン血症,性機能障害,体重増加,代謝異常などが改善した1症例
66.アリピプラゾールへのスイッチングにより,アドヒアランスと社会復帰意欲の向上がみられた1症例


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