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シリーズ 皮膚科診療最前線シリーズ 定価 3,630円(本体3,300円+税) 版 型 B5判変型 頁 数 220頁 ISBN 978-4-7792-0107-3 発売日 2007年5月1日 編集 秀道広 宮地良樹
内容紹介
実地診療の視点から重要な疑問を起こし,それらに対してわが国再考の英知を結集してコンパクトに回答する形を踏襲した。治療では,これまでは漠然と特発性の蕁麻疹についてしか記述されることがなかったが,それ以外の蕁麻疹についても詳しく記述することでモノグラフとしての完成度を追求した。その結果,読者はどこからでも読み始めることができ,かつ全体を通読したあとには蕁麻疹のすべてに亘る最前線の治験を得ることができる一冊に仕上がったと確信する。
目次
1.蕁麻疹について知る
1.なぜ蕁麻疹になるのか?
1.マスト細胞は何のためにある?
2.みみず腫れはなぜできる?
2.蕁麻疹はなぜかゆい?
3.原因のわかる蕁麻疹にはどんなものがある?
4.蕁麻疹のかゆみの特徴は?
5.原因のわからない蕁麻疹の原因は?
3.アレルギーでおこる蕁麻疹は少ない?
4.蕁麻疹の病型診断はなぜ必要か?
5.治りますかと聞かれたら?
6.色素性蕁麻疹は蕁麻疹か?
6.固定蕁麻疹とは?
7.蕁麻疹様血管炎とは?
7.蕁麻疹様紅斑ってなに?
8.蕁麻疹が生死にかかわることもある?
8.アナフィラキシー補助治療剤エピペン®注射液の使い方
9.蕁麻疹はアトピー性皮膚炎の一部か?
10.アスピリン不耐症と蕁麻疹
11.ラテックスアレルギーと蕁麻疹
12.口腔アレルギー症候群と蕁麻疹
13.食物依存性運動誘発アナフィラキシーと蕁麻疹
14.蕁麻疹を伴う症候群とは?
2.蕁麻疹を診断する
1.蕁麻疹は発疹がなくても診断できる?
2.蕁麻疹の鑑別疾患は?(虫刺症,Still病など)
9.蕁麻疹における皮膚描記法の有用性
3.蕁麻疹にブリックテストは必要か?
4.蕁麻疹に誘発負荷テストは必要か?
5.蕁麻疹に食物除去試験は必要か?
6.内臓病変の検索はどこまで必要か?
10.感染性蕁麻疹
11.アンジオテンシンII受容体拮抗薬による血管性浮腫
12.蕁麻疹と発汗
13.蕁麻疹と甲状腺疾患
14.慢性蕁麻疹とヘリコバクターピロリ菌感染
3.蕁麻疹を治療する
1.ガイドラインにおける蕁麻疹の治療指針とは?
2.抗ヒスタミン薬が効きにくい蕁麻疹とは?
15.インペアード・パフォーマンスをどうする?
16.副作用・相互作用は?
17.塗り薬は効くのか?
18.抗ヒスタミン薬はいつまで飲むのか?どう止めさせるのか?
19.増量は是か非か?
3.試みてもよい補助的治療法は?
4.蕁麻疹に対する漢方薬の使い方は?
5.ステロイドの適応は?
6.機械性蕁麻疹の治療は?
7.寒冷蕁麻疹の治療は?
8.日光蕁麻疹の治療は?
9.コリン性蕁麻疹の治療は?
10.非遺伝性の血管性浮腫の治療は?
11.遺伝性の血管性浮腫の治療は?
12.自己免疫性蕁麻疹の治療は?
13.蕁麻疹に滅感作療法は有効か?
20.蕁麻疹に光線療法は有効か?
14.蕁麻疹に対する心身医学的治療は?
15.食物で注意すべきことは?
16.日常生活で注意することは?